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›2005年06月15日
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スマートなMovable Type3.17-jaへのVer.UP

by 178M at 01:20 / Category: etc / 0 Comments / View / 1 TrackBack

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昨日はMovable Type(以下MT)のバージョンアップ(3.11-ja → 3.17-ja)を行いました。
結果、情報を入手して十分な準備を行ってからバージョンアップを行ったのでスムーズに行きました。

MT3.17-jaでの主な変更点は次の通り。

・Movable Typeの機能および、セキュリティ機能の強化

・再構築のバックグラウンド処理を有効にし、管理画面のレスポンスを高速化

・データベースとの接続時の文字エンコードを指定可

・MTRemoteSignInLink タグの言語設定で、 mt.cfg の DefaultLanguage を参照可能

・新規にウェブログを作成したとき、日付用の言語が「チェコ語」になる不具合を修正

・エントリー作成時に、サブディレクトリにアップロードしたファイルへのURLの生成の不具合を修正

・Internet ExplorerおよびMozilla FireFoxで利用可能な、エントリー編集画面およびクイックポスト画面へのショートカットのキーボード・フォーマットを修正

・Berkley DBの環境下でサブカテゴリを利用しているウェブログを、MySQL/PostgreSQLへ移行できない不具合を修正

ではMTのType3.17-jaへのバージョンアップ覚え書きです。


実際に行った手順はここから。

1.Backupを取る。 とりあえず、全てのファイルをダウンロードしておくことと、できればMT管理画面からエントリの書き出しを行っておく。テンプレートまでバックアップが取れれば完璧!

2.MTのサイトからアップグレード用パッケージを入手する。
  (ファイル名: MT-3[1].17-upgrade-ja.zip)

3.解凍した中のmt-upgrade*****.cgi(全部で8つ)を削除する。
  (MT3.1xからのアップグレードの場合は不要)
  mt-upgradecheck.cgi
  mt-upgrade21.cgi
  mt-upgrade221.cgi
  mt-upgrade25.cgi
  mt-upgrade26.cgi
  mt-upgrade30.cgi
  mt-upgrade31.cgi
  mt-upgrade20.cgi
それと、mt-check.cgiとmt-db2sql.cgiも不要&セキュリティ対策のため、削除する。

4.以前にMTの個別ファイルをカスタマイズしたことのある人は、7に進む。カスタマイズしたことの無い人は5に進む。私は個別ファイルをカスタマイズしていたので7に進みました。

5.FTPでMTの全てのファイルをアップロード(全て上書き)し、**.cgi のパーミッションを確認する。
  (ロリポップ!の場合、パーミッションは700でOK)
また、MT3.17-jaから加わったnofollowプラグインを有効にするため、/mt/plugins/nofollow/mt-nofollow.cgiのパーミッションを変更する。

6.サイトの再構築(全て)を行って完了。表示が3.17-jpになっているか確認して下さい。

お疲れ様でした_(_^_)_

個別にカスタマイズしたファイルが無い限り、上記の様に簡単です。
しかし個別にカスタマイズしたファイルがある場合、手順に変更があります。
要注意です。

以下カスタマイズしている人の場合。

FTPでファイルをアップロードするが、一度に全てを上書きという形ではアップロードしない。 変更したファイルが含まれるディレクトリは、ファイル個別にアップロードしていく。

では、私の場合のアップロード方法

7.変更したファイルが無い、docs、extlib、images、php、plugins、schemas、toolsをディレクトリごと全てアップロードする。

8.検索画面をカスタマイズした、default.tmplを含む、search_templatesディレクトリはアップロードしない。

9.コメントスパム対策として、mt-comments.cgiをスパム対策部分を追記後、カレントディレクトリにあるmt.cgiなどを全てアップロード。

10.トラックバックスパム対策として、/mt/lib/MT/ConfigMgr.pmを修正する。
また、recently_commented_on対策を施した、/mt/lib/MT/Template/Context.pmをリネームし保存。
(MT3.17-jaに含まれるContext.pmでOKの様です)

ファイルのアップロード時のデフォルトのimgタグにborder="0"を加えるため、/mt/lib/MT/App/CMS.pmを以下の通りに変更。
<img alt="$fname" src="$thumb" width="$thumb_width" height="$thumb_height" border="0" />(2041行目、2045行目あたり、2箇所)

この3点を行った後、libディレクトリをアップロード。

11.「ファイルのアップロード」を使いやすくするため、/mt/tmpl/cmsにある、upload.tmplとupload-complete.tmplを修正する。

まず、ファイルのアップロード先を自動的に入るようにするため、upload.tmplを以下のように修正する。
  <input name="extra_path_archive" value="images/" />(22行目あたり)

次にファイルアップロード後の選択を「新しいエントリーを作る」ではなく「アップロードしたファイルのHTMLを表示」にチェックを付けるため、upload-complete.tmpを修正する。
<input type="radio" name="new_entry" value="1" checked="checked" />
<input type="radio" name="new_entry" value="0">

を↓に変更。

<input type="radio" name="new_entry" value="1" />
<input type="radio" name="new_entry" value="0" checked="checked">(105~106行目あたり)

2つのファイルを修正後、tmplディレクトリをアップロード。

12.サイトの再構築(全て)を行って完了。表示が3.17-jpになっているか確認して下さい。
最後にnofollowプラグインを有効にするため、MT管理画面メインメニューより、nofollowを選び「Enable Plugin」にチェックが入っているのを確認して、”Update”ボタンを押します。

以上でMT3.17-jaへのバージョンアップは終了です。
成功しましたか?
ひととおり色々な機能を使ってみましょう、ちゃんと動きますか?
動いた方はおめでとうございます!

本当にお疲れ様でした。

以上で湾岸 StyleのMT3.17-jaへのバージョンアップは成功しました。
やはりバージョンアップは緊張しますね。
バージョンアップ作業より事前準備のバックアップにかかる時間が長かったです。

再構築のバックグラウンド処理を有効にし、管理画面のレスポンスを高速化の効果がそれほど体感できないのが残念です。多少早くなったかな?

ただしセキュリティ面は確かに向上しているようです。
今までデフォルトは、show_email="1"だったものが、show_email="0"になっています。
これによってコメントにメールアドレスを記入した場合でも表示されなくなりました

最後にMT3.17ではファイルのアップロードボタンが無くなりました。
これを復活させたい方はこちらの記事を見てみてください。

@ET. ~a Treasury of Entertainers~さんのMovable Type 3.17 でトラブル!?

------- 6/15追記 -------

MTのバージョンアップをすると、MT-Notifierプラグインがnot install状態になってしまうようです。
MTの管理画面メインメニューから、MT-Notifierを選択し、Installを選ぶ。
するとInstallの文字が右上にあると思うのでそれをクリック。
Installだった文字が削除(remove)に変われば成功です。
こちらもお忘れなく。

この記事に関するコメント、TBお待ちしています。

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